レインボー徒然日記38
都合により、書き込みが一日遅れました。
勿論、昨日の最高裁大法廷での判決です。詳細は割愛しますが、これを受けてわたしの思うところを綴ります。
まずは、正直言って、こんな早い時期に判決が出るとは思っていませんでした。年内という報道でしたので、あぁ12月の22日金曜日ぐらいで、クリスマスプレゼントになるのかなあと思っていました。だって、こういった判決って、年内って言ったら本当に年末になることって多いじゃないですか。ですので勝手に年末だと思っていたら、急に10月の25日だなんてびっくりしました。
昨日は、前日から気も漫(そぞ)ろで、昨日はわたしが原告でも何でもないのに、気合を入れるために白いブラウスを着たり、勝負下着を穿いたりしていました。正直、仕事にも身が入らず(コラッ!)、退勤後スマホで結果を知った時には大声で叫びたくなりました。やったあ、世の中が変わる!と思いました。
さて、他方、周りの声を聞くと、生殖不能要件は違憲判決だけど、外観要件は高裁差し戻しなので、まだ手放しで喜べないという人も居ます。確かにそれはそうです。また、女性のスペースを守れという声もあります。それも確かにそうです。が、私見ですが、身体内部の手術が違憲とされているのに外観の手術を合憲とするでしょうか。また、上級審が生殖不能要件を違憲としているのに、下級審がそれと異なる判決を外観要件に下すでしょうか。わたしはそうとは思えません。確かに、高裁で外観要件も違憲とされても、国側が上告して最高裁で再々度審議という可能性もあります。ただ、最高裁が生殖不能要件ではありますが、違憲との判断を下したんです。立法府は可及的速やかに外観要件も含めて法改正することを要望します。我々市井の側も差し戻し審を支援するのは勿論のことですが、立法府及び国会議員に声を届けて、一刻も早く法改正を実現することが大事だと思います。
他方、法を逆手に取る不届きな輩が出てくることも予想されます。しかし、なかなかいい例が思いつきませんが、最近の技術であるドローンや赤外線カメラも本当は離島へ物を運ぶとか、見えないところ(体の内部?)を見るためのものだったはずでしょう。それ悪用する輩はいつの世でも、どんなところでも居ます。スマホは便利なツールですが、悪用すれば盗撮もできる、相手の居所もつかめる、その他にも悪い使い方は山ほどできます。だからと言って、スマホを手放しますか皆さん?勿論、ドローンやスマホというツールではなく、今回は人としてのありようが問われるのですが、それでも悪用する輩は出てくるでしょう。よく言われる話ですが、性的少数者と性犯罪者を同一視しないで下さいと。確かに、外面だけでは、その人が性犯罪を起こす意図を持っているのかトランスジェンダーなのか分かりません。だからと言って、トランスジェンダーの人権を侵害していいわけではありません。勿論、女性の人権も大事です(性被害を受けるのは女性だけとは限りませんが)。悪いのは犯罪を犯す人です。その人のせいで性的少数者の権利を押しとどめることはできないと思います。繰り返しになりますが、犯罪は起きるでしょう。しかし、諸外国の例を見ると、中にはひどい性犯罪も起きていますが、概して性別変更等の法律施行以前と以後で、性犯罪率に大きな変化はなかったと聞きます。悪いのは犯罪(を犯す人)です。そんな犯罪が起きないように、世が目を光らせなければならないでしょう。何度も繰り返しますが、それでも犯罪は起きます。でも、それとこれとは話が別です。
一日でも早く、トランスジェンダーもシスジェンダーも共に認め合い、生きやすい世の中を作っていこうではありませんか。
なんか、最後は選挙演説みたいになってしまいましたが、今日はここまで。
明々後日は、第二回レインボーお茶会です。多数の参加をお待ちしております。
P.S.画像がないのも寂しいので、お目汚しかもしれませんが、わたしの勝負ブラウスの画像を挙げておきます。失礼しました(^^ゞ
この情報は、「【刈谷市】西三河レインボーフラッグス」により登録されました。