レインボー徒然日記50
公開日:2024年07月17日 最終更新日:2024年07月17日
今回は、合唱団におけるセクシュアリティ問題を提起します。
巷間、トランス女性が銭湯に入ってくるというデマはありますがそれはさて置き、特にスポーツの世界に於いてトランス女性の扱いが問題になることがあります。そりゃそうですよね。出生時は男性であったのだから、一般的には平均で比べると女性よりも男性のほうが筋肉が多く力も強いですよね。かつて、重量挙げの分野で問題にあったことがありました(新東京五輪で、ニュージーランドのローレル・ハバード選手が出場したが、金メダルは取れず)。
今後も、風呂・プール更衣問題とともにスポーツの面での性別違和者の取り扱いについては議論しなければならないところですが、合唱団体でも解決しなければならない問題があります。
わたしのことを出して卑近ですが、コロナ禍前まで愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団(幸せ合唱団 https://www.facebook.com/kodomonoshiawase/?locale=ja_JP )に所属していました。そのときは、バス(ベース)でした。合唱をご存じない方のために説明すると、一般的には合唱は四声で構成されます。女声の高音のソプラノ、低音のアルト。男声の高音のテナー(テノール)、低音のバス。細かく言えばバスはバリトンとバスに分かれる等ありますが、基本的には、SATBの四声で構成されます。で、わたしはBだったのです。しかし今では女性を自認しているため、Aに移りたいと団に相談しました。結論はノーでした。そりゃそうですよね。オペ、それも声帯のオペをしていないのに女声の中に一人だけ男声が居るなんて。確かに、オクターブ(ドからド)違うだけで、AとB(SとT)は重なる部分もあります。二声で合唱するときは、SとTで高音、AとBで低音を歌うこともあります。しかし、これも男女の声帯の違いでオクターブ違うそうです。ですので、コロナ禍前に相談したときはできないと断られました。これは、今訊いても同じでしょう(今は幽霊団員しているため、敷居が高い(^^;))。
すると、わたしで言えば、声帯手術をしない限りいつまで経っても女声入りはできない。ご存じの方はお分かりでしょうが、あの合唱団によくありがちな白いドレスを着て舞台に立てないんです。いつまで経っても男声のままです。ここで、声帯手術は性器の手術以上に難しい、というか声を失う可能性が高いそうです。正しくは、声がかすれて、ハスキーボイスになるそうです。わたしの知り合いでも声帯手術をしてハスキーボイスになられたトランス女性が居ます。ハスキーボイスになってまでも女声合唱せざるを得ないでしょうか?それって、先日に裁判所の見解が出た、意に反して身体に侵襲を受けないに抵触するのではないでしょうか。
ここで皆様に新たな問題提起をしておきます。トランスジェンダー(女→男の移行も含む)の風呂・更衣問題、スポーツ問題に加えて、合唱問題を。ご意見を tyas.kuru2@gmail.com にお願いします。