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レインボー用語の基礎知識7

公開日:2023年09月18日 最終更新日:2023年09月20日

 時間がないときの「基礎知識」編。

 

 「ヘテロセクシャル」、「ホモセクシャル」、「シスジェンダー」、「トランスジェンダー」。

 

 まずは、ヘテロセクシャル。これは簡単で、異性愛と訳されます(と聞いています、以下同じ)。それに対して、ホモセクシャルは同性愛と訳されます。鋭敏な感覚をお持ちの方は、「今の世の中『ホモ』って言ったら駄目なんでしょ?差別的に聞こえるんでしょ?」と思われるかもしれません。それは合ってます。わたしも、「ホモ」は侮蔑語だと聞いています。ですが、異性愛に対しての同性愛という意味でのホモセクシャルは、専門用語であり、堂々と使ってよいと聞いています。繰り返しになりますが、当人を揶揄するときに使ってはいけません。話が逸れるかもしれませんが、西日本、それも京都出身のわたしは、人権感覚に鋭敏だと自分では思っています。西の方ならピンとくるあの用語がありますよね。ただ、その用語も、その関連団体によると、歴史的文化的学術的な使用ならば、糾弾はしないと聞いています。それと同じで?、学術的な「ホモセクシャル」は使用していいと、わたしは思います。但し、しつこいですが、「……セクシャル」迄付けて初めて使用してよいと思います。

 シスジェンダー。ジェンダーとは、生まれたときに発生した性(sex)ではなく、社会的に作られた性のことです。分かりやすく言えば、所謂「男らしく」「女らしく」です。(わたしは、「その人らしく」、「自分らしく」、「あなたらしく」でよいと思いますけどね。)それに対して、違和感を覚えない。つまり、生まれたときの性(sex)が女(男)だったらそれに違和感を持たない、自分は女(男)だと自認する。それに対して、「トランス」とは反して、の意だったと聞いております。つまり、生まれたときの性(sex)が女(男)なんだけど、自分の性(gender)は違う(トランス)、自分は男(女)だと自認する、ことがトランスジェンダーだと、わたしは理解しております。

 

 難しいですね。ごくごく簡単に言うと、日本人の少なくとも7%はセクマイだと言われております。つまり、日本人の93%はヘテロセクシャルで、シスジェンダーです。異性を愛し、自分の生まれたときの性に疑問や疑念を持たない。

 しかし、7%の人たちは、自分の性に違和感を感じ、異性ではなく同性に恋愛感情や性的魅力を感じる。

 

 これで分かってもらえるでしょうか。

 

 余談ですが、かつて、東京都のある区議が、うちの区に同性愛者が入ってきたら区は滅ぶ、とか言ったそうです。はぁ?区民の過半数が子を作らない(物理的に作れない)性自認ばかりならそんなこともあるでしょう。しかし、高々7%ですよ。多い調査でも15%程度です。多く見積もっても、6組に1組のカップルには子供が物理的に産めません(人工授精等の方法もありますが)。残りの5組は子を作れるはずなんです。でも、子を作らない。何故か。言わずもがな、子を作っても子を育てる環境にないからですよね。その区議は、のちにバッシングを受けたと聞いています。そりゃそうですよね。そんな、セクマイを扱(こ)き下ろすより、5組のカップルがどんどん子を産み育てられるような立法行政を作ることが議員の役割ではないでしょうか。

 2023年の今でも、この根本の意味が分かっていない人、特に高齢男性がいます。高齢男性だけを槍玉に挙げているわけではありませんよ。若年女性でも、分かっていない人はいっぱいいます。かつて、月刊誌にそんな文章を書いてバッシングされた女性国会議員もいましたよね。今でも、「ぜひ女性ならではの感性や共感力を十分発揮していただきながら、仕事をしていただくことを期待したい」と言っている誰かさんもいましたよね。この国を変えない限り、女性も、それから我々セクマイも、生きやすくならないと、わたしは思います。

 

 なんか、最後は堅っ苦しい話になってしまいましたが、今日はこの辺で。

 

 

 

*Xデーまで、あと24日。

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