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地域に住む外国人避難行動要支援者の防災意識向上に向けて

公開日:2025年09月16日 最終更新日:2025年09月17日

 災害対策基本法(第四十九条の十)では、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合に自ら避難することが困難な者であって、その円滑かつ迅速な避難の確保を図るため特に支援を要するものを「避難行動要支援者」としており、具体的な対象者は各自治体の基準によって異なるが、一般的には、高齢者、障害者、難病患者、妊産婦、乳幼児、外国人と言われています。

 特に外国人は、言葉の壁や文化・習慣の違いから、避難行動に困難を抱える「避難行動要支援者」となり、元刈谷地区や富士見町に住む複数の外国人への支援は喫緊の課題となっています。

 そこで外国人避難行動要支援者の防災意識向上や支援方法を学ぶために刈谷市国際交流協会主催の「生活日本語教室(防災)」を見学させていただきました。

 この教室には、中国台湾ベトナムイタリア、など、さまざまな国から約20人が参加していて、家族で来ている方もいました。刈谷市危機管理課の方が講師となり、地震が起きたときにどうなるのか、どうすればよいのかをわかりやすく説明してくれました。参加者はビデオを見ながら防災について学び、各テーブルには日本人の支援者がいて、日本語や英語で補足説明をしていました。

 外国人受講者の中には、地震を経験したことのない国から来た方もいましたが、皆さん非常に意識が高く、真剣に話を聞いて理解しようと努めていました。

 今回、生活日本語教室(防災)を見学して分かったことは、簡単な日本語や英語でも、写真や図を用いて説明すれば十分に伝わるということでした。ここで得た学びを持ち帰り、今後の防災活動に活かしていきたいと思います。

 最後に、見学を快く受け入れてくださった刈谷市国際交流協会の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

◆生活日本語教室(防災)

 日時:9月14日(日)午前10時00分~午前11時30分
 場所:刈谷市国際プラザ(市民交流センター2階)
 定員:20人

~地震が起こったら、どうしますか~

  1. 地震が起きると、どうなりますか?
  2. 震度って何ですか?
  3. 地震が起こったら、どうしますか?
  4. 緊急地震速報って何ですか?
  5. 備蓄品って何ですか?非常持ち出し品って何ですか?

Can-do

・日本語できましたか?
  😄簡単にできた 😊難しいが、なんとかできた 😓あまりできなかった
・地震が起こった時、どうすればいいか、説明を聞いて大体の内容を理解することができる。
  😄簡単にできた 😊難しいが、なんとかできた 😓あまりできなかった

生活日本語教室(防災)ホワイトボード

 

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